放射線 測定

放射線 測定

放射線は、高速で動く粒子(α、β、陽子、中性子等)や電磁波(γ線、X線)です。電磁波も粒子の性質を合わせ持つことから、一つの粒子として捉えることができます。
放射線を測定する目的は、これらの粒子がどれほどのエネルギーを有しているか、放射性物質からどれほどの個数の放射線が放出されているのか、物質に入射した時に物質にどの程度のエネルギーを与えるのかを知ることです。
放射線を測定するに当たり、まずは放射線と物質の相互作用の反応を検出することが必要です。そこで検出された微小な信号を増幅し、信号の持つ情報を解析して表示することで測定が可能となります。
放射線測定器には、放射線と物質との相互作用の結果として生ずる物理的、化学的な変化を効率よく起こし、その変化を容易に信号として取り出すことができるものが適しています。
放射線検出のために用いられる主な物理的、化学的変化としては、図1に示すような電離作用、蛍光作用、写真作用等があり、物質に色々な影響を与える作用があります。これらの作用を利用して、放射線を測定することができます

放射線とは、広い意味では、全ての電磁波および粒子線のことですが、一般的には、物質を通過する時に原子や分子をイオン化させる能力がある「電離放射線」のことを「放射線」と呼んでいます。

「放射線」とは「電磁波や粒子線」のことで、「放射能」とは「放射線を出す性質(能力)」のことである。

代表的な放射線

  • (1) アルファ線
  • (2) ベータ線
  • (3) ガンマ線
  • (4) X線
  • (4) 中性子線

放射線から身体を守るには

  • (1)放射線が強い場合は放射線の影響は放射線源からの距離の2乗に比例して弱くなり、時間に比例して放射線量が増えるので、「素早く」「避難(放射線源から遠く離れる)」することが有効です。
  • (2)放射線が弱い場合は建物の壁は、透過力の低い放射線を遮ることができるので、「屋内待避」することだけでも有効です。特にコンクリートの建物はその効果は大きくなります。

放射線の利用ではレントゲン(X線)検査が最も身近ですが、その他にも物質を通り抜ける性質を利用した非破壊検査や、より強い分子を作る性質を利用したラジアルタイヤなどの製造、不妊の害虫を作り出して利用する害虫駆除、ジャガイモの発芽防止、放射線の持つエネルギーを利用したガン治療など、医療、工業、農業などさまざまな分野で利用されており、国民の健康や生活の水準向上、産業振興等に貢献しています。